2013/07/12
──芸能界に興味を持ったきっかけは?
美青 幼稚園の年長さんくらいのとき、テレビに出てみたいという憧れを抱いたのが最初です。それから年齢が上がっていくにつれてAKB48さんになりたいと思うようになって。次に石原さとみさんに憧れて、女優さんになりたいと思うようになりました。
──デビューのきっかけとなったTSCは、生まれて初めて受けたオーディション?
美青 そうです。それまでも受けたいと思ったことは何度もあったんですけど、なかなか応募する勇気が出なくて、あきらめてたんです。
──TSCを受けることにした決め手は何かあったの?
美青 "石原さとみ"ってインターネットで検索したら、ホリプロという名前が出てきたんです。そこでホリプロのホームページを見たら、TSCのことが書いてあって。じゃあ応募してみようかな、という感じでした。
──審査中、印象に残っていることは?
美青 演技審査は、練習のときからとても苦労しました。演技指導をしてくださった先生に"せりふに感情が乗ってない"と、アドバイスいただいて。"たぶんキミは、これまで言葉を伝えようとしなくても周りの人が聞いていてくれたと思うけど、これからは自分から言葉を伝えるということをしていかないといけないんだよ"と仰っていただいたことがが印象に残ってます。自分では感情を乗せてるつもりでも、聞いてる人にはそう感じられないみたいで。だけど、本選が終わってから久しぶりに先生にお会いしたとき、想像以上に成長したって言っていただくことができて、うれしかったです。
──もしも昨年、審査の途中で不合格になっていたら、今年も受けていたと思う?
美青 受けてたと思います。
──初仕事で最初に言ったせりふは?
美青 京セラさんのCMで言った"誕生しまーす!"です。鹿児島で撮影だったんですけど、"鹿児島に行くから、服を持ってきて"みたいな感じで、出発の数日前に言われました(笑)。絵コンテを見たら、"誕生しまーす!"って大きな声で言うと書いてあって。私は大きな声を出すのが苦手だったので、家でずーっとそのせりふを練習してた記憶があります。
──本格的に仕事を始める前、レッスンなどは受けていたの?
美青 ワークショップに行かせていただいたり、事務所の演技レッスンに参加させていただいたりしてました。先生にアドバイス頂いたことをその場ですぐにできるように頑張ろう!というのを目標にして臨んでました。
「あまちゃん」小野寺薫子役で気をつけていることは?
一番気をつけてるのは方言。早く自分のものにできるように、今頑張ってる最中です。
──現在、連続テレビ小説「あまちゃん」に小野寺薫子役で出演中! 決まったときは、どんな気持ちだった?
美青 朝ドラに出ることが目標だったので、こんなに早く出られるなんて!とビックリしました。あとは、薫子ちゃんという子をちゃんと演じられるかなとか、不安ばっかりだったんですけど。おばあちゃんが朝ドラが好きで、出演が決まったときにとても喜んでくれたので、おばあちゃんのためにも頑張ろうと思いました。
──小野寺ちゃんは、もともと「仙台牛タンガールズ」というアイドルグループのメンバーという設定だけど。
美青 ずんだ色の衣装なんて滅多に着れないから(笑)、楽しかったです。62話で仙台牛タンガールズが「ずんだずんだ」を歌ってる映像が流れたときは、友達から"ずんだずんだ~♪"みたいなLINEがたくさん届きました(笑)。
──小野寺ちゃんを演じる上で気をつけていることは?
美青 一番気をつけてるのは方言です。カットがかかるまでの間とか、GMTのメンバーとアドリブで話さなければいけない場面がけっこう多いんです。そういうとき、方言でどう言ったらいいのか分からなくてなかなかしゃべれないので、みんなの話を聞きながらただ頷いてる、みたいなときが多くて(苦笑)。方言指導の先生が小野寺ちゃんのせりふを録音してくださったものを聞きながら、仙台弁の感じをつかむようにしたりとか。仙台弁を早く自分のものにできるように、今頑張ってる最中です。