2013/10/11
あおい ありましたね。テレビに熱中するタイプで、好きなドラマは何度も繰り返して見て、"いつかは自分もここに、出ることができたらいいな"と思ってました。
──事務所に所属したきっかけは?
あおい 中学2年生の12月に原宿のラフォーレ前で、友達と唐揚げを食べていたら(笑)、今のマネージャーさんにスカウトされました。そのころは職業として芸能界が気になっていた頃だったので、やってみようとすぐに思いました。中3の春に、事務所に所属しました。
──はじめてのお仕事は?
あおい 写真集です。2011年10月に発売された「夏目あおいの、なつやすみ」という写真集で、伊豆諸島の利島に船で行って撮影をしました。最初に話を聞いたときは、「えっ、自分の写真集?」ってビックリでした。"夏休みに、おばあちゃんの家に行く"というテーマだったので、本当にそういう気持ちになって、のんびりと撮影しました。
──はじめて演技をしたのは?
あおい 「23enigma」というタイトルのショートムービーに出演させていただきました。写真撮影のお仕事と映像では、また緊張感が違って、自分に「がんばろう」と活を入れながら、がんばってました。
──最初のセリフは、覚えてる?
あおい 「XたすYは……XたすYは」って言いながら、ずっと数学の式を問いてるシーンがあって、それが人生はじめてのセリフでした。でも、実際の映画ではカットになっちゃったんですけどね。
──はじめて演技をやって、面白いと思った?
あおい 思いました。違う自分を出すことができるし、自分を違う角度から見られるのが、楽しいな、って。ふだんの私は明るいキャラクターなんですけど、静かな役やまじめな役とか、いろいろ演じたりできるので。その点で一番印象に残っているのは、去年9月に発売されたDVD「スイートフェアリー チェリー&ハニー」です。私はスイートハニーという可愛らしくて女の子っぽいキャラクターを演じましたが、変身もする特撮作品なので、ひとつひとつのアクションがキャラクターに似せていかないといかないので、たいへんでした。
──去年からアイドル「Go!Go!ぱわふる学園」のメンバーとしても活躍してますね。アイドルとしての活動は、どうですか?
あおい 最初はアイドルを自分ができるのだろうか……と思いましたが、やってみたら、ほんとうに楽しくて、応援してくださるみなさんが誇りに思えます。メンバーがステージの最後に「やっぱり、ぱわ学」と言うと、ファンの人たちが「だわーん」「だにゃーん」と掛け声で答えてくれるのが毎回の恒例になっていますが、その瞬間が快感です。掛け声が大きければ大きいほど、その日の達成度がわかります。ちょっと掛け声が小さめだったときは、「もっとがんばらないとな」って思います。
──いろんなアイドルがいる中で、「Go!Go!ぱわふる学園」が、ここは負けないというところは?
あおい アットホームなところです。ファンの人とも家族みたいに、フレンドリーな関係で、なんでも言えちゃいます。
──アイドルの活動をしていて、演技に役立ってるなと思うことはある?
あおい アイドルをしているときは、ライブなどでずっとファンの人たちに見られているので、そこは役立っていますね。演技をしていても、「あ、今、この瞬間も作品を見ている人に見られてるんだ」と思って、がんばったりしますね。