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──そして初出演ドラマ「リアル脱出ゲーム　密室美少女」がいよいよスタートします。

果穂　今回のドラマも、オーディションがありました。そのちょっと前に、雑誌で「オーディションに合格するひけつ」という記事があったので、読んだんですけど（笑）、「オーディションで審査する人を敵だと思ってはいけません。自分を知ってもらって、見てもらうことが大切です」と書いてあったので、オーディションでは、なるべく、いっぱい自分のことを話しましたね。どうでもいい話になってしまうこともありましたが（笑）。
 

──どんな話題について話したか、覚えてる？
 

果穂　覚えてます。いくつか「○○学」という言葉が並んでいて「興味があるのは？」と聞かれて、そんなに詳しくはないんですけど、「心理学に興味があります」と答えました。そこから何か話を続けないといけないなと思ったので、心理学と関係あるのかはわからないんですけど、DAIGOさんのメンタリズムについての話や、どこかで読んだ「人はうそをつくときは上を向く」という話とか、自分が知っている知識を振り絞って（笑）、できるだけたくさん話しました。「学校で自分の意見を言える方ですか？」という質問もされたので、あんまり言えないです、と答えたあとに、学校の友達にこういう人がいますという話をけっこう長くしました。

──ドラマで果穂ちゃんが演じるのは、どんな役なの？

果穂　密室に閉じ込められた5人が、脱出を目指すお話ですが、私が演じるチハヤはリーダー的な存在で、仕切ったり、みんなが冷静でないときに落ち着かせてあげたりする女の子です。
 

──ふだんの果穂ちゃんは、そういうリーダーっぽい面はある？

果穂　ないと思います。クラスの代表とかをやったこともないし、逆に私はどっちかというと、引っ張ってもらっているタイプなので、自分自身とは違う性格の役かな、って。
 

──ドラマで演技をしてみた感想は？

果穂　レッスンのときとは違って、セットや衣装があって、経験が豊富な共演者の方もいるので、役に気持ちが入りやすいという部分もあります。緊張感が大切なドラマなので、ちょっとでも気を抜いていると、カメラに映ってしまうし、あまり緊張しすぎると、セリフがわからなくなるから、リラックスすることも大事だなと思って、そこのバランスが難しいなと思います。
 

──演技の面白さが、さらに見つかった？

果穂　自分と違う人になるのは、集中力が必要ですし、体力を使うな、って思います。でも、集中して、役になりきったあとには達成感があって、楽しいです。走る場面や感情的になるシーンでは、たまに今自分が演技をしているということを、忘れてしまう瞬間があって、そこも演技の面白さだと感じます。
 

──今は、静岡の実家からお仕事のときに通っているそうですね。大変ではない？

果穂　そういうふうに、皆さんが言ってくださるんですけど、大変ではないです。新幹線で1時間半くらいですし。
 

──新幹線の中では、何をしてるの？

果穂　行きは、台本を読んだり、帰りはLINEをしたり（笑）、テスト前は学校の勉強もしてます。
 

──家や学校では、どんな女の子なの？

果穂　学校では、いじられるタイプです。いつも誰かと、しゃべってます。お休みの日は、最近は映画をよく見に行きます。でも、土・日になると、友達が遊びに誘ってくるんですよね。友達とも遊びたいけど、映画も見たいし、録画しておいたドラマも見たいので、最近は友達に誘われたときは、いっしょに映画館に行ったり、ドラマをいっしょに見てます（笑）。最近見た映画の中では、「レ・ミゼラブル」が印象に残っています。アン・ハサウェイに女優魂を感じました。
 

──自分自身が演技をはじめてから、映画やドラマの見方は変わった？

果穂　全然、前とは違います。昔はストーリーを追っているだけだったのが、今は、「この女優さんが、こういう表情で演じてる」とか、「このシーンはたいへんだったんだろうな」とか、演じる側の気持ちで見ることが、多くなりました。
 

──果穂ちゃんは、どんな女優になりたい？

果穂　映画で主演する女優さんが、目標です。演技は自然体なのに、目に入ってくる女優さんっているじゃないですか。私も、そういう存在感がある女優さんになりたいです。

──これから1年以内にしてみたいお仕事を教えて。

果穂　ドラマや映画に出演して、いろんな経験を積みたいです。一回出てみたいのは、自分と年齢が近い人が多い学園ドラマと、姉妹のひとりの設定のホームドラマです。
 

──きょうだいはいるの？

果穂　妹がふたりいます。自分よりも年上の親戚の子供がいないので、ドラマでは妹役にちょっと憧れます（笑）。

果穂ちゃんのプライベートをCLOSE UP☆
カラオケでよく歌うのはももクロ、会いたい女優はエマ・ワトソン☆
 

──趣味・特技を教えて。
 

果穂　読書と料理です。家に本がたくさんあるので、それを読んでます。ミステリーや友情モノが多いですね。料理は、手伝いをすることが多くて、一から全部自分が作ったことはそんなにないんですけど、最近ではラタトゥイユを作りました。
 

──チャームポイントは？
 

果穂　目ですかね。「目力があるね」とか、目をほめていただくことが多いので。
 

──好きな食べ物は？
 

果穂　"アイスクリームです。好きな食べ物はいっぱいありますが、気分によって「今はこれが食べたいな」とか、そのときによって違うじゃないですか。でも、アイスを食べたくない気分のときはないので、一番好きなのかな、って。
 

──自分を動物にたとえると？
 

果穂　ナマケモノです。家と外でのオンとオフの違いがけっこうあるので、いざとなったら早く動くって言われてるナマケモノに似てるかな、って。家ではナマケモノです（笑）。
 

──ニックネームは？
 

果穂　名前が2文字なので、「果穂」とか「果穂ちゃん」と呼ばれることが多くて、あだなをつけてよと友達に頼むんですけど、結局、名前のままで呼ぶのが一番呼びやすいみたいです。
 

──好きなファッションは？
 

果穂　夏は、カジュアルで、ラフなかっこうが好きです。
 

──カラオケで歌うのが得意な曲は？
 

果穂　歌はそんなにうまくないんですけど、ももいろクローバーZの歌は、テンポがよくてみんなで盛り上がれるので、よく歌います。好きな曲は「未来へススメ！」です。
 

──宝物は？
 

果穂　事務所に所属が決まったお祝いに、おばあちゃんからプレゼントされた、宝石がついているネックレス。宝石っていうだけで、「えっ！」と思ってしまって、おとなになった気分がしました。うれしかったです。大切にしてます。
 

──会ってみたい芸能人は？

果穂　「ハリー・ポッター」が好きなので、女優のエマ・ワトソンさんに一度会ってみたいです。
 

──今、ハマってることは？

果穂　朝、早起きをして、いろいろすることです。早く寝て早く起きるという習慣をつけたくて、夜10時に寝て、朝5時に起きて、5時から6時くらいまでは散歩したり、宿題をやって、6時になったら、お弁当を作ってます。
 

──女優になっていなかったら、何になりたかった？

果穂　女優になる前は、栄養士になりたかったです。自分の将来設計としては、家庭を持って、おばあちゃんになってから、家庭科の先生になる、って決めてました。