2014/01/21
雅 小さい頃からディズニー映画や海外ドラマを完コピして、映像に合わせながらアテレコをするのが好きだったりとか、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」を見ながら、自分も出てみたいなと思ったりしたのがきっかけです。
──2012年の「第1回JUNONプロデュース ガールズコンテスト」に応募したいきさつは?
雅 高校2年生になって進路を決める際、やりたいことがお芝居しかなかったので、オーディションに応募してみようと思って。応募書類用の写真を写真スタジオで撮影したとき、そこのカメラマンさんが「~ガールズコンテスト」のことを教えてくださって。受けてみようかなと思って応募しました。
──「~ガールズコンテスト」で思い出に残っていることは?
雅 あまりに緊張しすぎて、よく覚えてないんですけど……特技披露でエレキギターの弾き語りをしながら、たくさんの人が私を見てるなとか、お母さんがあそこにいるなとか、そんなことを考えてました。たぶん、どうにかして緊張から逃れようとしてたんでしょうね(笑)。
──現在、第3回「~ガールズコンテスト」が募集中だけど、受けようと思っている人にアドバイスをお願いします!
雅 迷ってるなら受けたほうがいいと思います。私が審査する側だったら、"私しかいないでしょ!"ぐらいの気持ちで来てほしいと思う気がするので、自分を信じて受けてほしいなって思います。私自身、グランプリになりたかったし、とにかくやってみたい!という気持ちは強かったので。そういうやる気も大事ですよね。
──見事グランプリを獲得! その後、実際に作品への出演が決まるまでは、レッスンを受けていたりしたの?
雅 はい。発声レッスンとか、台本を使っての演技レッスンとか。あとはエチュードとかもありましたね。週に3回受けてました。
──仕事で初めて言ったせりふって、覚えてる?
雅 初めてのせりふというと、舞台の説明ぜりふですね。ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」での第一声は、"すごーい!"でした(笑)。
雅 朝ドラはすごく歴史のあるものなので、出たいという気持ちはもともとあったんですけど、まさかこんなに早くそのときが来るとは思っていませんでした。オーディションを受けることが決まってから、事前に「カーネーション」オーディション用の台本を頂いて、それがとても面白かったので、(オーディションを)早く受けたい!って楽しみでした。
──オーディションはどんな内容だったの?
雅 「ごちそうさん」で実際に使われた台本を渡されて、そこに書かれてる役を全部やりました。希子さん(高畑充希)の感情が爆発したときのせりふとか、め以子さん(杏)の日常会話のせりふとか。緊張というよりは、そのせりふを言ってることが純粋に楽しいという気持ちが大きかったです。オーディションて、本番よりも面接の部屋に入るまでのほうが緊張します。
──ふ久は、どんな女の子?
雅 物理にしか興味がない物理オタクです(笑)。お父さん(東出昌大)似なところもあるんだけど、好きなことをひたすら頑張って極めるというところは、お母さんのめ以子に似てるんですよね。話が進むにつれて、実はめ以子に似てるという部分がどんどん出てくるので、そこも楽しめると思います。ただ、人間とコミュニケーションをとることに意味がないと思ってる子なので、親からすると育てにくいんじゃないですかね(笑)。
雅 「ごちそうさん」と時代背景が似ているということで、映画「母べえ」を見て、その時代の女性のあり方や、食べるシーンでの食卓の雰囲気などを勉強しました。
──年上の方が多い現場だと思うけど、緊張はする?
雅 最初はすごく緊張したけど、すぐに打ち解けられました。杏さんや東出さんのことはフツーに「お母さん」「お父さん」て呼んでるし、ホントの家族みたいな感じで、一緒にいると安心するんです。
──ふ久としての見どころを教えて!
雅 ふ久は自分のやりたいことしかやらない性格なので、最初はホントにめちゃくちゃなんですよ(苦笑)。それはふ久のいいところでもあるんですけど、やっぱり裏目に出ることも多いし、周りの人を巻き込んでしまうし。それが、年を重ねるにつれて人間らしい気持ちが芽生えてくるので、その成長が見どころですね。でも大人になると、正しいと思っても怖くてできないことって多いじゃないですか。ふ久はそれをやってのけるので、見ててスカッとしていただけると思います。
──1年後までにやってみたい仕事は?
雅 まだ映画に出たことがないので、映画の仕事をしてみたい。あとは、小さい頃から好きだったディズニー映画のプリンセスの吹き替えをやってみたいです。
──将来の夢を教えて!
雅 100年たっても覚えていただけてて、話題に上がるような女優になりたいですね。