2018/03/11
──レコーディングはどんな感じで進んだの?
それいゆ 学校が終わったあととかに、隙間隙間でレコーディングしました。冬休みに入ってからは、部活がない時は1日来れたので、1日4曲歌入れしたこともありました。
中森泰弘 ……ひどいね(笑)。
それいゆ 楽しいから大丈夫です。むしろいっぱいあったほうが嬉しいくらい。
──楽曲提供者のなかに、知っている人はいましたか?
それいゆ マーシーさん(真島昌利)とカジヒデキさん。マーシーさんは「あの"リンダリンダ"の人だ!」って、ビックリでした。
──歌い方で、何か指示されたことはあったの?
それいゆ 曲によってそれぞれ。悲しい感じだけど悲しすぎないようにとか、ちょっとコショコショ話っぽくとか。でも、自然な感じで歌っています。たんきゅんデモクラシーのときは、あえて子どもっぽくしていました。
──いちばん素直に歌ったのはどの曲?
それいゆ 「ごめんね、テディベア」は仮歌をそのまま使ったからいちばん自然なのかも。
サリー久保田 レコーディングしたけど「やっぱり仮歌がいい」となって。
──では、それいゆちゃんがいちばん好きな曲は?
それいゆ 1曲目の「魔法を信じる?」。大好きで、いっつも聴いてる。あと「MARINE I LOVE YOU」も好きです。
──楳図かずお先生の「わたしは真吾」を題材にした曲ですね。SOLEILは"新60'sサウンド"と言われていますが、60年代のテイストは好きですか?
それいゆ 好きです。お母さんも60年代が好きで、そんな洋服もいっぱい家にあったし、60年代っぽい曲もかかっていたので。お母さんの影響もあるのかもしれないです。
──それいゆちゃんは自分でも作詞してみたいとか、そんな気持ちはある?
それいゆ 絶対書きたくない。書けるとは思えないし、誰にも聴いてもらいたくない(笑)。
中森泰弘 ま、でも1曲くらいちょっと……。
それいゆ ヤだよう。……じゃあ一緒に作りましょう(笑)。
──サリーさんと中森さんは、楽曲を外注することに抵抗はありませんでしたか?
中森泰弘 自分たちで曲を作ろうとなったのはビートルズとかあのへんからで、それまでは作家がみんな作っていて。年代の設定がその時代だから、ポップスとして考えた時に、とにかく良い曲を集めてアルバムに突っ込む感じでできたらなぁと。
サリー久保田 何の考えもなく、普通に頼んでましたよ(笑)。
──「全曲モノラルで」というこだわりをメジャーでやってしまうのもすごい。
中森泰弘 でも、そうすると次はモノではいけないよね。疑似ステレオにする?
サリー久保田 じゃあ、4枚目ぐらいで「これがステレオだ!」っていうのを出しますか。
それいゆ もう4枚出す気でいる(笑)。
──それいゆちゃんからアルバムのPRをお願いします。
中森泰弘 リーダー頼むよ!
サリー久保田 セールスポイントを! 私の歌を聴け!とか。
それいゆ え? ……どうしましょう。
──「どれも頑張って歌ったから聴いてください」みたいなひとことを!
それいゆ どれも頑張って歌ったから聴いてください(笑)。
サリー・中森 そのまんまじゃないか!(笑)