福島県出身の20歳・大学3年生の生田若菜さんがグランプリ“美唱女”に!
大手プロダクション・ホリプロの全国オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」。11月3日、東京・品川ステラボウルで決選大会が開催され、福島県出身で20歳の大学生・生田若菜さんがグランプリに輝いた。
子どもの頃から、ドラマのせりふを覚えてTVの前で役になりきっていました!
──演技だけじゃなくて、歌も歌いたいと思うようになった直接のきっかけは?
若菜さん 映画の「海猿」でシェネルさんの歌を聞いた時に、歌に対する思いが変わったというか。それまではお芝居をやりたいと思っていたんですけど、歌もがんばってみようかなと思いました。
──演技はいつ頃から興味が?
若菜さん ドラマに出たいというのは小学生の頃から、ずっと言っていた気がします。ドラマを見ていて、女優さん、俳優さんのせりふを覚えて(役に)なりきるみたいなことをTVの前でやっていました。
──歌のレッスンを受けたりしていたの?
若菜さん 特技にはいつも「歌」って書いていたんですけど、歌に関しては趣味で友達とカラオケに行くくらいで、ボイストレーニングを受けたことはないんです。歌のオーディションも今回が初めてです。
──TSCの情報は自分で探した?
若菜さん はい、ネットで見つけました。オーディションでここまで残ったことはなかったので、不安でいっぱいでした。
──書類を送るときはなにを歌ったの?
若菜さん miwaさんの「don't cry anymore」を歌いました。その頃よく聴いていました。1人でカラオケに行って、CDに焼いて、郵送で応募しました。
──歌とお芝居ができるきっかけをずっと探してた?
若菜さん そうですね。TSCはもともと知っていたので毎年チェックしていたんですけど、私がやりたいことに一番合ってたオーディションだったので、「これを受けなきゃ後悔する」と思って受けました。応募したときは書類審査が通ったらいいかなあ、って感じで、正直、合宿まで行けるとは思ってませんでした。
──合宿で印象に残っていることは?
若菜さん ずっと歌をやってきた子とか、ずっと歌手になりたいって言っていた子とか、私より歌の経験のある子ばかりで、他の子の歌を「ほんとにうまいなあ」と思いながら聞いてました。
──「自分はここは負けない」と思ったところはあった?
若菜さん …そうですね、「負けたくない」とはずっと思ってました。でも「ここは負けないな」みたいな確信的なものはずっとなくて…。
──「グランプリを獲りたい」と思ったのはいつ頃から?
若菜さん ファイナリストに選ばれてからです。グランプリに対する意識が変わって、「ここまで来たらグランプリを獲りたい」と思うようになりました。
──演技はどのくらい前から練習していたの?
若菜さん 10月の合宿の前からセリフを頂いていたので、1カ月くらいは時間がありました。久野瞳(演じた役名)は演技指導の御法川監督が「合いそうな役」だと考えて決めてくださったのですが、自分もやりたいと思っていた役だったので、嬉しかったです。
──似ているところがあったの?
若菜さん 役同様に私もサバサバ系なので、キャピキャピはしてはないところは近いかもしれないですね。
サプライズプレゼンターとして登場の深田恭子に、若菜さんの目からさらに涙があふれて |
「歌のときは歌で、お芝居では別の表現で感動してもらえる女優になりたい」と生田さんは決意を話していた |
決選大会の最後には、気持ちも新たに課題曲の「Little Sunshine」を披露した |
シェネルさんの「Believe」は、地方予選のときから歌ってた曲です
──自由曲にシェネルの「Believe」を選んだ理由は?
若菜さん 地方予選のときから歌ってたんです。何か、大きなものを伝えられる曲じゃないと、歌への思いが伝わらないんじゃないかと思って。難しい歌ではあったんですけど、本当に大好きな歌だったので、これを歌い上げられたらいいんじゃないかと思って「Believe」にしました。
──合宿では先生からダメ出しとかあったの?
若菜さん この曲はサビの部分で盛り上がって伝えないといけないんですけど、そこが表現できなくて。悪く言うと「メリハリのない曲に聞こえてしまう」と言われてしまったので、どこを優しく歌うとかどこで気持ちを入れるとかいろいろ考えたりして、歌い方を変えたりもしました。
──点数をつけたら決選大会の出来は何点くらい?
若菜さん 審査中にも聞かれましたけど、本当に悔いなくできたので(イジリーさんに聞かれて答えたように)300点です。演技は最初、ちょっと硬い感じが出ちゃったかもしれないんですけど、楽しんでできました。
──本番で気をつけようと思ったことは?
若菜さん 緊張して笑顔がなくらないようにとか、私は常に元気だというのは長所だと思っているので、常に笑顔で、笑って終わりたいなというのは思っていました。
──シェネルさんがスペシャルゲストで出演しましたが、生で聴いた感想は?
若菜さん 感動しました。本当にすごいなあって思いました。
──好きな女優さんは?
若菜さん 石原さとみさんと満島ひかりさんです。
──2人のどんなところが好きなの?
若菜さん 石原さとみさんは、色々なキャラクターを「石原さんじゃないとできないな」って思われるように演じられるのがすごいなあと思っていて、満島ひかりさんは吸い込まれるような演技というのか、私が見ていたドラマはけっこう暗い役が多かったんですけど、入りこんでる姿がただただすごいというイメージで。そんな、すごいなあと思われる人になりたいです。
──好きなアーティストは?
若菜さん シェネルさんと、西野カナさんも好きです。
──アーティストとして歌っていきたい曲は?
若菜さん バラードもアップテンポも歌いたいですけど、バラードに関しては自分の気持ちを曲に込められるように、大きなステージでも伸び伸びと歌えるようになりたいです。
──大きいステージというと、日本武道館とか?
若菜さん そうですね、武道館のステージ、立ってみたいです。
──作詞・作曲はしてみたい?
若菜さん そうですね、今まで作詞も作曲もしたことはないんですけど、興味はあります!
生田若菜さんプロフィール★
いくたわかな●1994年1月14日生まれ。福島県出身。血液型B型。身長155cm。現在は神奈川県内の女子大3年生。性格を一言で表すと「とにかく元気」。
惜しくもグランプリに届かなかったファイナリスト7名を紹介☆
エントリーNo.1
大山なるみさん
愛知県・21歳 |
エントリーNo.2
中村瞳子さん
神奈川県・18歳 |
エントリーNo.3
児玉朱里さん
大阪府・16歳 |
エントリーNo.4
清原優希乃さん
茨城県・18歳 |
エントリーNo.5
松田紋佳さん
熊本県・22歳 |
エントリーNo.6
村田摩夕さん
京都府・21歳 |
エントリーNo.6
吉田理紗さん
東京都・21歳 |
撮影/泉三郎 取材・文/編集部