2000名以上の応募者から選ばれた22名が最終審査に!
大手声優事務所の81プロデュースによる新人発掘オーディション、第9回「81オーディション」。過去最高という2071名の応募者から1次審査、2次審査を通過した22名が、8月1日、新宿明治安田生命ホールで開催された最終審査に臨んだ。MCは第2回グランプリの原紗友里、第5回グランプリの駒田航が務めた。
審査は、1人ずつの「自己PR・台詞・ナレーション・歌唱」、2名1組による「台詞掛合・質疑応答」の2つ。後半の台詞掛合審査は、今年冬リリース予定のゲームアプリ「新約 アルカナスレイヤー」からエルフのファナ(女性)と人間のアレン(男性)の一節。エントリーナンバー順ということもあり、「男性×女性」はもちろん「女性×女性」でも同様に行われた。さらに審査員からは、役を入れ替えるのをはじめ、台詞を方言に変換して演じるなど、思いもよらぬリクエストも。出場者たちが臆することなく演じきっていたのが印象的だった。
1時間近くにおよぶ検討の結果、各賞の発表へ。優秀賞(グランプリ)を獲得したのは、江田拓寛さん(20)、新津実稀奈さん(19)の2名。受賞後の挨拶では、「このような舞台に立て、素敵な賞までいただけて嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」(江田さん)、「声優を目指し始めた時からこのオーディションをずっと目標にしていたので、本当に嬉しい。この受賞を新たなスタートラインとして、頑張っていきたい」(新津さん)と喜びを表していた。2名のほか、特別賞には3名が輝いた。
グランプリ受賞者の2名は、81プロデュース付属の声優養成機関である81ACTOR’S STUDIOの特待生として、デビューに向けて活動していく。また特別賞でMiMi賞受賞の
向井莉生さんが、「新約 アルカナスレイヤー」のアイリス役に抜擢されることが後日発表された。全体にレベルが高く、実力は伯仲していたという今回のオーディション。ただし、自己PRで全国大会で準優勝したガンスピン(ピストルを指で回転させるパフォーマンス)を披露していた江田さんは演技レッスンを受けた経験等はまったくないという。スキルはもちろんだが、「声質の良さ」「舞台度胸」なども含めた将来性も重視されたようだ。
受賞者一覧☆
■優秀賞(グランプリ)
・江田拓寛(えだたくひろ)さん(20) *文化放送賞・小学館賞・長崎音響監督賞も受賞
・新津実稀奈(にいつみきな)さん(19) *文化放送賞・スタジオディーン賞・長崎音響監督賞も受賞
■特別賞
・松井梨央奈(まついりおな)さん(16) *サミー賞も受賞
・宮城一貴(みやぎかずき)さん(22) *JOYSOUND賞も受賞
・向井莉生(むかいりぶ)さん(19) *サミー賞・MiMi賞も受賞)
■スタジオディーン賞
・野澤慧(のざわさとし)さん(22)
■小学館賞
・今城沙耶(いまじょうさや)さん(18)