──「まっ透明なAsoべんきょ~」では、どんな役を演じるの?
菜乃華 私は、「キノコ」という名前の活発な透明人間の役です。人間の世界に隣り合わせている、まっ透明な世界があって、そこに暮らしている透明人間は、ある時期に1ヶ月だけ、人間の世界にやってきて、勉強ができるんですよ。ある時期、というのがミソです(笑)。
──今回の舞台はオーディションがあったの?
菜乃華 はい、ありました。緊張しました。台本のいち部分のセリフをあらかじめ渡されて、それを覚えて行って、演じました。
──初舞台で初主演だけど、舞台は前からやってみたかった?
菜乃華 いろんなことをしたい願望はあったので、舞台のオーディションと聞いた時には、楽しみでした。
──稽古はもう始まってるの?
菜乃華 知らなかったことが多いので、基礎的なことから細かく教えてもらっています。ドラマで演技をするときとは違うこともあって、勉強になります。
──どういうところが違うと思った?
菜乃華 ドラマだと小さい声でしゃべってもマイクが拾ってくれますけど、舞台はすぐ近くにいてセリフを言う時も、大きな声を出して遠くに声を飛ばさないといけないっていうところとか。舞台は空間が広いので、その空間を活かすために、このセリフはこの場所で言って、このセリフを言う時にはここまで歩いて・・・というようなことが複雑に決まっていて、その練習がたいへんです。リアルに動かないといけないと言われました。
──意気込みを教えて。
菜乃華 わくわくしてます! レッスンしていて、充実した毎日です! 言われたことをメモってますが、あとで読み返すと、すごく勉強になります。充実しているので、レッスンがあっというまに終わってしまいますが、体力を使うので、家に帰ると魂が抜けたようになってます。今、レッスンしていますが、どんどん台本のセリフが変わっていて、きのうは笑っていたシーンが次の日には変更になって泣いていることもあるので、常に対応できるようにならないと、っていうことを今回は、学習しています。今まで私は、台本のセリフを一語一句間違わないように完璧に覚えるというやり方をしてきましたが、その場で変わってもすぐに対応できるようになれば、壁を破れる気がします。
──オーディションは好き?
菜乃華 どちらかというと、好きかもしれないですね。私はおしゃべりなので、取材やオーディションで話すのが楽しいので、たくさんしゃべっちゃうんです。
──オーディションでは、緊張するほう?
菜乃華 研音に入ってから緊張するようになりました。同年代の子が一緒に受けていて、「あの子がいる。あー、あの子には負けたくない」と思うようになったからかもしれません。でも、研音に入るときの面接が、人生の中で一番緊張しました! どうしても入りたかったので。ふだんは汗をあまりかかないんですけど、社長さんの前で演技をすることになったときには、腿の裏に汗がびっしょりかいていました。
──今まで受けたドラマや映画のオーディションの中で、印象に残っているのは?
菜乃華 小さいころで、お母さんから教えてもらって「そう言えば」と思ったんですけど、研音に入る前に、子役として『浅見光彦シリーズ』に何度か出たことがあって。そのオーディションで日本舞踊を踊ることになって、スタッフさんに「すごく難しい踊りを踊るんだけど、できるかな?」と聞かれて、部屋に同じ年くらいの子がいる中で、私だけわれ先に手を上げて「できます!」って言ったらしいです。なぜか、自信があったんだと思います。そのオーディションは、受かりました。でも、本当に難しかったです!
──「地獄でなぜ悪い」のオーディションはどうだった?
菜乃華 緊張しましたね。この映画に出たいなと直感で感じたので、がんばりました。オーディションで覚えないといけない踊りのためのCDが届くのが、遅れちゃって前日の夜になっちゃって。でもめちゃめちゃ長くてめちゃめちゃ難しいんですよ。必死に覚えたことを記憶しています。
──オーディション会場で台本を渡されて、その場で覚えないといけないこともあると思うけど、短時間で覚える秘訣はある?
菜乃華 私は、時間があると思うと、かえってセリフを覚えられないので、時間がないときのほうが、テンパりながらも覚えるスピードは早いかもしれないです。追い詰められると、実力を発揮するタイプです(笑)。「地獄でなぜ悪い」でダンスを前日に覚えた時も、泣きながらやっていましたが、せっぱつまってきて、逆にパワーが出て、覚えられました。本当に覚えられそうにないときには、「ああー、終わったなあ。間違ってもいいから、いっしょうけんめいやってみよう」って、自分に言い聞かせてやります。
菜乃華 おもいっきりやることです。自分でも「今、緊張してるな」と感じたときには、「自分はがんばったんだ。(オーディションに合格する人を)決めるのは、相手の人だから」って気持ちを軽くしてやってみると、うまくいくことがあります。
──オーディションを受けているみんなにアドバイスをお願いします!
菜乃華 私なんかがアドバイスしてもいいんでしょうか(笑)。「レット・イット・ゴー」の歌詞じゃないですけど、自分を飾ると裏がありそうに見えてしまうので、いいところを見せようと思わないほうがいいんじゃないかな、って。ふつうのことなんですけど、大切にしないとけないことだと思います。あと、オーディション会場で「最後に何かひとことありますか」とか、「こういうこともできますというのは、ありますか」と言われたら、私は、おしゃべりが好きなので、たくさん話します。そうしたときには、イメージに合わなくて、その役では落ちたとしても、友達の役とか、違う役をやらせていただいたり、(同じスタッフの)別の作品で指名してもらったことがあります。だから、うまくいかなくて、途中で「今日のオーディションはだめだったな」と感じても、あきらめないで、最後のチャンスが与えられたら、積極的にやってみたほうがいいと思います。
PRESENT☆菜乃華ちゃんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント(写真の選択は編集部にお任せください)。E-mail:dhi.audition@gmail.com まで住所/氏名/年齢/職業(学年)を書いてご応募ください。各種SNSやブログ等をしている方は、この記事を共有してください。共有記事のリンクURLも一緒に書いてくれると、当選確率があがるかも!?
6月末の到着分まで受け付け。当選者にはDMにて連絡いたします! |