『ゴドーを待ちながら』で知られるベケットの傑作『エンドゲーム』を上演します!
【主催】新国立劇場
新国立劇場では、2026年5月より公演予定の舞台『エンドゲーム』の出場者オーディションを開催。参加者を募集している。本オーディションは小川絵梨子芸術監督による"すべての出演者をオーディションで決定する"フルオーディション企画の第8弾。『ゴドーを待ちながら』で知られるサミュエル・ベケットの『エンドゲーム』を、小川監督自身の演出で上演する。18歳以上、演技経験は問わない。
主催者より☆
小川絵梨子芸術監督が、その就任とともに打ち出した支柱の一つ、すべての出演者をオーディションで決定するフルオーディション企画。第8弾となる今回は、いよいよ演劇芸術監督の小川絵梨子自らが演出を担当いたします。
小川が選んだ作品は、1957年の初演から半世紀以上を経ても世界中で上演され続けている、サミュエル・ベケットの傑作『エンドゲーム』です。小川は、本作を、今まさに終わろうとしているかのように見える荒廃した世界の中で、「終わらないためにどう生きるか」を探求する物語だと語ります。
合格者には2026年5月の公演にご出演いただきます。皆様からのご応募、心よりお待ちしております!!
■『エンドゲーム』公演概要
・作:サミュエル・ベケット
・翻訳:岡室美奈子
・演出:小川絵梨子
・日程:2026年5月公演予定 ※6月上旬まで全国公演の可能性あり
・稽古:2026年3月下旬稽古開始予定 於:新国立劇場内リハーサル室
・会場:新国立劇場 小劇場 ほか
■小川絵梨子(新国立劇場 演劇芸術監督・演出)よりメッセージ
2018年に始まりましたフルオーディションでの公演は、今回で8回目を迎えます。初回の『かもめ』をはじめ、『反応工程』『斬られの仙太』『イロアセル』『エンジェルス・イン・アメリカ』『東京ローズ』そして『消えていくなら朝』と、多彩な作品を上演してまいりました。そしてこのたび、サミュエル・ベケット作『エンドゲーム』を上演いたします。
このフルオーディション企画は、演劇の可能性を広げ、探究することを目的として始まりました。初めての試みであったため、どれほどの方にご関心をお寄せいただけるのか分からない中でのスタートでしたが、こうして本企画を重ねることができましたのはご参加くださった皆さまのおかげであり、本劇場にとりましてもこの出会いの積み重ねはかけがえのない財産です。これまでオーディションにご参加くださった皆さま、そして今回のフルオーディションにご興味をお持ちくださった皆さまに、心より深く感謝申し上げます。
もし本作『エンドゲーム』にご関心をお寄せいただけましたら、ぜひご応募をご検討いただけますと幸いです。皆さまとお会いできる日を心より楽しみにしております。何卒よろしくお願い申し上げます。
[プロフィール]
2004年、ニューヨーク・アクターズスタジオ大学院演出部卒業。06~07年、平成17年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修生。18年9月より新国立劇場の演劇芸術監督。 近年の演出作品に『ART』『おやすみ、お母さん』『管理人/THE CARETAKER』『ダウト~疑いについての寓話』『検察側の証人』『ほんとうのハウンド警部』『死と乙女』『熱帯樹』『出口なし』『FUN HOME』『死の舞踏/令嬢ジュリー』『RED』など。
■新国立劇場について
新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約250ステージの主催公演を実施しています。
次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つの研修所を擁し、充実した研修を実施しています。
https://www.nntt.jac.go.jp/
■応募資格
・18歳以上の方
※経験は問いません
【方法】
◯郵送:募集ページにてエントリシートを入手。必要事項を記載し、写真貼付けの上で指定の宛先に郵送。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_029389.html
【締切】4月3日必着
【選考の流れ】
エントリー
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書類選考
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一次選考:実技審査(グループオーディション)
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二次選考:実技審査(グループオーディション)
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三次選考:実技審査(ワークショップ・オーディション)
【合格後】舞台『エンドゲーム』に出演!
【備考】作品の詳細は外部リンク、募集キャスト/応募資格/審査の詳細、注意事項に関しては募集ページを確認すること。