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　2004年に伊藤英明、長谷川京子が共に初舞台を踏み話題を呼んだ「MIDSUMMER CAROL～ガマ王子VSザリガニ魔人～」。古びた病院に集まった、ダメ人間だけど愉快な入院患者たちが、少女パコのために起こす奇跡の物語は、客席を涙と爆笑の渦に巻き込んだ。

　この作品は2008年に再演され、さらに同年にはこの舞台を原作として、役所広司、妻夫木聡他が出演した映画「パコと魔法の絵本」（中島哲也監督）が公開され、その感動は全国へと広まりました。

　そして2014年2月、この伝説の舞台がシアタークリエにて、豪華出演者が勢揃いし、装いも新たに甦る。少女パコ役には、映像作品で大ブレイク中の谷花音が決定。今回、その彼女とともに少女パコ役をダブルキャストで演じてくれる女の子をオーディションで決定する！

 

◯演出家・G2さんからのメッセージ

そのままの自分を出してください！

──今回の再々演への思い、意気込みを。

G2　映画が原作となった舞台を創った経験は何度かありますが、自分が作った舞台が映画化されたのは後にも先にもこれだけ。今後もなかなかない話だと思います。今回の再々演は、映画が公開された後ということもあって、映画をご覧になった方が「もとの舞台はどういうものなのだろう？」とご興味を持って来てくださるのだと思います。舞台の魅力、底力を見せなければならないと、肝に銘じているところです。

 

──パコ役・谷花音さんの印象は？

G2　演劇では子どもの役を大人がやるケースもありますが、やっぱり本当の子どもの出す瑞々しいオーラにはかないません。子役さんと機会をともにするたびに子は宝と言う言葉を思い出します。経歴を拝見すると、もう子役さんとしてはベテランの域ですね。花音ちゃんには期待しております。

 

──今回は、谷さんとのダブルキャストを公募で選ぶということですが。

G2　オーディションというのは採用する側も試される場だと思います。いかにその人に眠る才能を発見することができるか？　とても大きな責任を感じます。

 

──どんな人を期待しますか？

G2　素直で、周囲の空気を感じることのできる人。相手役の芝居をしっかりと受けとめることのできる人。

 

──パコ役に応募される方々へのメッセージをお願いします。

G2　オーディションは出会いの場。いい出会いを期待しています。上手い、下手ではありませんのでそのままの自分を出せるようリラックスして臨んでください。

PROFILE
G2（ジーツー）●舞台演出家・劇作家・演劇プロデューサー。1987年、演劇ユニット「売名行為」の演出で舞台演出デビュー。升毅との劇団「ＭＯＴＨＥＲ」の活動を経て、演劇ユニット「Ｇ２プロデュース」主宰（1995年～2012年）。松竹、フジテレビなどが製作する多くの脚本・演出も務め、その自由な発想で毎回コンセプトが違う作品を創り、常に話題を提供し続けている。公式サイト：http://www.g2produce.com/